別れさせ屋のトラブル
今年の6月にこんなニュースがありました。
恋愛工作業者、トラブル多発 30代男性1240万円被害、事件や訴訟も
男女の交際を取り持ったり、関係を解消したりします−
こんなうたい文句で高額の契約を結ばせる探偵業者を巡り、トラブルが相次いでいる。
福岡県内の30代男性は、好意を寄せる女性と付き合えるようにすると言われ計1240万円を支払ったが、交際には至らなかった。
依頼者は、実際に目標を達成するための動きが行われたかどうか確認するのが難しく、詐欺まがいの業者も存在するとみられる。専門家は安易な利用に警鐘を鳴らす。
男性は2013年7月、テレビ番組で「結びつけ屋」として紹介された探偵会社(大阪市)に「好きな女性がいる」と相談した。
紹介された福岡市の支社で、「対象の女性にスタッフを接近させ、親しくなった上で偶然を装って仲を取り持つ。交際できますよ」と言われた。
男性は着手金として450万円を支払った。
だが探偵会社はその後、「女性に彼氏がいた。『別れさせ工作』が必要」「別れさせることに成功したが、女性がストーカー被害に遭って参っている。カウンセリングが必要」と次々に高額の追加契約を求めてきた。
男性は15年1月までに計6回追加契約を結び、790万円を支払った。
その都度、報告のメールを受け取ったが、実際に「工作」が行われたことを裏付ける資料や写真は一切なかったという。
「接触されると作戦に支障が出る」とくぎを刺され、女性に会うこともないまま、探偵会社からの連絡は途絶えた。
日本調査業協会によると、「結びつけ」「別れさせ」などをうたう業者は15年ほど前から出現した。
インターネット上には多数の宣伝広告があふれており、協会には「契約したのに何もしてくれない」などの苦情が殺到。
09年には関東地区で「別れさせ屋」を名乗る男が対象の女性とトラブルになり、殺害する事件も起きた。協会は「人の感情を操作することは公序良俗に反する」として加盟団体に自主規制を求めているが、非加盟の団体も多く限界があるという。
国民生活センター(東京)には、「別れさせ」ビジネスなど達成が極めて困難な契約を結ばせる探偵業者への苦情が急増。
13年度は1734件だったが、14年度は3199件、15年度も2月末時点で3479件に上っている。
貯蓄をすべて失った男性は昨年末、「実現不可能な契約で違法」として提訴。
探偵会社は男性の訴えをすべて認め、今年2月に全額返金することで和解した。
会社の代表は取材に対し、「工作はちゃんと行った。実らなかったのは、対象の女性に対する事前情報が不足していたからで、結果不良になることはよくある」と話した。
この会社は名称を変え、今も「結びつけ」「別れさせ」ビジネスを行っている。
探偵業者が絡むトラブルに詳しい青木歳男弁護士(福岡県)は「探偵業は届け出制で、参入のハードルの低さから悪徳業者が相当いる。安易に契約しないでほしい」と話している。
ここの会社の社長は私もよく知る人物だったので、「まぁ・・そうやろな」という感想。
以前から面談だ、なんだの全国を飛び回っているようなブログを書かれてましたけど、実際遊んでるだけだったように記憶してます。実際調査なんかしてなかったんじゃないかなぁと思いました。
先日うちの懇意にしている弁護士も「別れさせ屋の被害にあった依頼者がいて、少し業界の話を聞かせてほしい」と頼まれました。多いんですよね、別れさせ屋や復縁屋トラブル。
こんな業界なので悪名高い別れさせ屋をしている業者も知っていますが、ほとんどが詐欺まがいなのは間違いないです。実際対象者に接触してないのに、工作している、という体で映像とったりしてますからね。
人の気持ちってなかなか変えられるものじゃないです。本当に。
それをお金でなんとかしようって・・・無理ですよ。
奥さんが別れさせ屋のとびきり美人な工作員を使って、旦那の愛人と別れさせたとしても今度は旦那はその工作員に夢中になるわけで・・そんなことをしても奥さんの元に戻ってくる可能性は低いです。
人の心は十人十色。思うようにならないから苦しむわけで・・
藁にもすがりたい気持ちで別れさせ屋を頼んでも・・・あなたの思うような結果になるとは限りません、いやほとんどが成功なんかしません。
人の弱みに付け込む別れさせ屋業者に、貴重なあなたのお金と人生を預けないでください。
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