女性がコンドームに穴を空けて「妊娠」 相手男性は「認知」を拒めるか?

結婚前の性交渉では避妊のためにコンドームを使うのが一般的だ。しかし男性が避妊したいのに、相手の女性は妊娠したいというケースもあり、なかには、わざわざコンドームに穴を空けて妊娠を試みる女性がいると聞きます。

嘘のようなホントの話。結構あるらしいですよ。恐ろしや恐ろしや・・・

このように、女性が交際相手の知らないあいだにコンドームの穴を空けて、その結果として妊娠してしまった場合、男性の「責任」はどうなるのでしょう。もし彼女が出産した場合、男性は認知や養育費の支払いを拒否できるのでしょうか。


●「認知」において重要なのは「血縁関係があるかどうか」

そもそも「認知」とは、法律的にどういうことなのでしょう。

認知とは、婚姻外(=結婚していないカップルの間)に生まれた子を、血縁上の(=血の繋がった)父母が、自己の子であると認めることです。つまり、認知において重要なのは『子と親との間に血縁上の関係があるか』という点です。

女性がコンドームに穴を開けたことを男性に隠して行為に及び、その結果として女性が妊娠したというケースの場合、男性にしてみれば大変納得いかない結果だと思います。

しかし、判断基準は『血縁上の関係の有無』です。したがって、DNA鑑定などにより血縁関係があると判断されれば、男性がどんなに認知を拒んでも、最終的には裁判で認知させられる可能性が大です。

つまり、そこに至る過程がどうであろうと、子との間に血縁関係があれば、「認知」せざるをえないということです。


●「認知」が行われるためには母や子の「請求」が必要

認知後は、男性に子の養育費の支払義務が生じますし、男性が死亡したとき、子は相続人になります。

したがって、自分の子である以上、養育費も負担しなければいけないということになります。ただ、子の認知が行われるためには、だれかが請求する必要があるのです。

認知は自動的に行われるものではなく、母・子の請求があって行われます(父からの請求も可能です)。したがって、今回のケースでは、まずは当事者間で、認知についてお互いの考え方を話し合うことが重要です。


自分の知らないあいだにコンドームに穴を開けられ、女性が妊娠してしまった場合、男性としては納得がいかないかもしれないです。しかし、生まれてくる子どもにとっては、実の父親は一人しかいません。子どものことを考えれば、父親としての責任を引き受けざるをえないということなのでしょうね。


いやはや、なんとも・・・。


総合探偵社シークレットリサーチ堺 調査員のつぶやき

総合探偵社シークレットリサーチ堺は、浮気調査をはじめ、行動・素行調査・所在調査などの調査全般を専門とする探偵事務所です。 少数精鋭の弊社の調査員が日々の様々な出来事を綴ります。

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