仮面夫婦の兆候4つと特徴5パターン
ひとつ屋根の下に暮らしていても、会話はなく顔もほとんど合わせないようお互いに避けて生活している。
でも子どもを介しているときには子どもの手前、会話もするし、家族でどうしても出かけなければならないときには仲の良い夫婦を演じることもできる。心当たりのあるあなたは仮面夫婦かもしれません。
せっかく愛し合って結婚した2人ですから、いつまでも仲良く過ごしたいものです。仮面夫婦になってしまってからでは修復に長い時間と大きな労力も必要になるため、できればその前に解決しておきたいところです。
そこで、今回は仮面夫婦の兆候と特徴から離婚に至るきっかけ、修復方法までをご紹介します。自分たち夫婦と照らしあわせてチェックしてみましょう。
1.崩壊寸前!仮面夫婦になる兆候4パターン
1-1.ケンカしない
仮面夫婦になるくらいだからケンカは絶えないのだろうと思われがちですが、実はケンカしないほうが仮面夫婦になる可能性は高くなります。
「ケンカするほど仲がいい」という言葉に表されているように、ケンカをするということはそれだけお互いに関心をもち、関わり合おうとしている証拠です。
「言っても無駄」と諦めるようになって、ケンカもしなくなってきたら危険な兆候です。口を開けばケンカばかりというのも精神衛生上よくありませんが、最近ケンカもめっきり減って会話も最低限だなと感じているなら要注意です。
1-2.プライドが高く外面がいい
どちらか、または双方ともにプライドが高い夫婦は、仮面夫婦になる可能性を秘めています。
プライドが高い人は総じて外面がよく、他人からは「いい旦那さんね」「ステキな奥さま」と言われるのに対し、家族にとっては疎ましい存在であることも多いものです。
悪いことをしても謝れない、どんな大ケンカをしているときでも外に出れば仲良し夫婦になる、などの傾向があるときは仮面夫婦にまっしぐらです。
1-3.我慢強い
「私が我慢すればすべて丸くおさまる」と思って生活しているなら今すぐやめましょう。
仮面夫婦に陥りやすい人の特徴に、我慢強いことが挙げられます。自分の意見や言いたいことを言わずに我慢していると、相手もモノ相手に話している気分になり何も語らなくなっていきます。
こうして我慢強いことが原因で会話がなくなっていき、仮面夫婦になってしまいます。我慢強いこと自体は悪くはありませんが、適度に自分の意見も伝えるようにして、仮面夫婦への道から外れるようにしましょう。
1-4.相手の欠点ばかりが目につく
夫婦間であっても、やはり相いれない部分はあります。
人が他者を嫌いになるとその相手の欠点ばかりが目につくようになり、好ましい人物であれば欠点もプラスに思えます。夫や妻の欠点ばかりに目がいくようになってきたら黄色信号、気をつけましょう。
仮面夫婦の大原則は相手に関心をもっていないこと。欠点でも視界に入ってくるということはまだ引き返すことはできます。
嫌な部分が見えたときにはハッキリ伝えたり、発想を変えて長所として見るようにしたりとこちらの意識を変えて対処していきましょう。
2.これは確実!仮面夫婦の特徴5パターン
2-1.顔を合わせても会話やあいさつがない
仮面夫婦には夫婦間の会話がありません。
仮面夫婦であっても、一つ屋根の下で暮らしているため、顔を合わせる機会は日に何度もあります。朝食や夕食も同じテーブルにつき、一緒に食べることもあるでしょう。
しかし、仮面夫婦には「おはよう」や「ごちそうさま」くらいのあいさつがあってもおかしくない状況で、会話もあいさつもありません。
基本的には無言で、子どもがいれば子どもを介して必要事項の伝達をおこない、子どもがいなければ最低限の会話を仕方なくするような状態です。
2-2.生活リズムを合わせようとしない
仮面夫婦には、お互いにできるだけ顔を合わせる機会を少なくしたいという共通の意識があります。
会わないように過ごすために多少の不便はいとわない人も多くいます。
もちろん寝室は別、食事も違う時間に取り廊下でもすれ違わないよう相手の動く音に聞き耳を立てて顔を合わせないように生活をします。
気づいたら1週間以上顔を見ていない、ということも起こり得るのが仮面夫婦です。
2-3.相手に対して無関心
夫婦ではありますが、相手がどこで何をしていても自分には関係ないと割り切っています。
とにかく相手に対して無関心なため、帰宅していようといまいと気にもならなくなっています。
関心があるとしたら、共有スペースの使い方に対するクレームがあるときや子ども・親戚に関係するイベントがあるときだけです。関心がなくなると視界にも入ってこなくなるという現象も起こることがあります。
2-4.離婚しない理由が「お金」「世間体」「子ども」
お互いに関心がなく会話も皆無なら離婚を考えるはずですが、仮面夫婦は離婚しません。
その三大理由が「お金」「世間体」「子ども」です。これらのどれか一つでも離婚しない理由として挙げられるなら、仮面夫婦またはその予備軍だといえます。
専業主婦で離婚したら生活が不安、世間体が悪いから離婚はしたくない、子どもがまだ小さいから離婚しない、と考えているのなら、その理由が気にならなくなった途端にカンタンに離婚してしまう可能性大です。
2-5.お互いに面倒くさがり
離婚は結婚するよりも大変だといわれています。
調停も必要ないほど、お互いが納得して離婚するのであれば、紙一枚提出するだけで済みますが、多くの夫婦が調停を数回以上重ねて、納得できなければ裁判までして離婚します。
この離婚に関わる手続きが面倒だとお互いに感じるほどの面倒くさがりだと、ズルズルと離婚しないまま仮面夫婦歴を延ばしてしまいます。
3.仮面夫婦が離婚するきっかけ
3-1.離婚しない理由が解決したとき
会話なし、接触機会0という仮面夫婦であっても、さまざまな理由から離婚まではしないと決めていたとしても、その理由がなんらかの形で解消されるとそれが離婚のきっかけになってしまいます。
働きにでて収入が安定してくると「お金」を理由に離婚を考えなかった人の背中を押すことにつながりますし、子どもが大きくなって独り立ちしたことがきっかけになることもあります。
「お金」の心配も「子ども」も巣立っていき心残りがなくなると、不思議と「世間体」も気にならなくなっていきます。自分に自信をもつことでそれまで気になっていた世間からの目ではなく、自分がどうしたいかを考えるようになり離婚への道を歩みだす人もいます。
仮面夫婦が仮面をつけてでも守りたかったものがなくなったときが、最後の審判が下されるときです。
3-2.決定打となる「何か」が起こったとき
不倫や借金が発覚するなどの重大な「何か」が起こったときも離婚のきっかけとなります。
それまで仮面夫婦として保ってきたものが壊されるようなときには、それから逃れるために離婚を決意する人が多いです。
もともと仮面夫婦だった上に決定的な問題が起こると、修復の余地はなくなってしまいます。「何か」を起こさないことも重要ですが、早めに修復を始めることをおすすめします。
4.仮面夫婦が元に戻るきっかけ
4-1.笑顔で接する
仮面夫婦の脱却はその期間が長ければ長いほど、勇気がいります。
まったく会話がなかったところにいきなり話かけるのは難易度が高いため、笑顔を見せることから始めましょう。顔も合わせないようにしていたなら、気をつけていた分顔を合わせるチャンスも見つけられるはずです。偶然にでも目が合ったらニッコリほほ笑んで見せます。
それだけで、相手は驚くはずですが、思わずあいさつをしてくる可能性も高いです。笑顔で接することからスタートです。
4-2.「ありがとう」を伝える
「ありがとう」を口癖にしましょう。モノを取ってくれたら「ありがとう」、ドアを開けてくれたら「ありがとう」。とにかく「ありがとう」を連発すると不思議と優しい気持ちになっていきます。
これまでは気恥ずかしくて言えなかった当たり前の「ありがとう」があれば、それも伝えていきます。家計を支えてくれて「ありがとう」家事をしてくれて「ありがとう」、考えだせば実はキリがないほどの「ありがとう」がでてきます。
恥ずかしがらずに伝えて、仮面夫婦を乗り越えましょう。
仮面夫婦の兆候や特徴、あなたはいくつ当てはまりましたか?たくさん当てはまってしまった人も少しだけだった人も修復したいという気持ちがあるなら、まずは顔を合わせる機会を増やしていきましょう。
もしかしたら仮面夫婦になるかもしれないという不安がある人や関係修復を試みている人は、相手を思いやる気持ちを忘れずに感謝の気持ちを言葉にして伝えていけば、きっと良好な夫婦関係を築いていけます。笑顔で過ごせる夫婦を目指すのも悪くないですよ。
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