不倫の失恋が特別につらい理由
不倫状態から、不倫相手の彼氏に別れを告げられてしまったり、相手の奥さんにバレて無理やり別れさせられたような失恋状態の時というのは、通常の恋愛よりも辛い事が多いです。その不倫の失恋が普通の恋愛よりもつらい理由について、考えてみましょう。
制限付きの恋が原因
「不倫の失恋が特別につらいのは、恋愛をしている最中に我慢をすることが多く、結果不完全燃焼で終わる事が原因のひとつとしてあげられます。
全力で恋愛をして完全燃焼をする事ができれば、その恋を引きずらないで次に進むことができるのですが、不倫相手が既婚男性である場合、そもそも多くの制限の中で恋愛をしているため、不倫の間も不完全燃焼の恋になっています。
そのため、不倫が終わっても、不完全燃焼の感覚が続くために、気持ちの切り替えがしにくく、通常の恋よりも失恋を引きずりやすくなってしまうのです。」
不倫は特別な恋である
「不倫というのは、『特別な恋』という風に感じる事が多い事も、失恋が特別につらいという状態をつくりやすくします。
不倫にハマる女性の中には、自己肯定感が低く、必要以上に自分を価値の低い人間だと感じてしまう女性が多いのですが、不倫というのはある意味「彼が奥さんよりも自分を選んでくれる」ことを感じていることも多いのです。例えば、「妻には言えない弱音を君には言える」と相手に言われたり、自分が彼を支えているという思いから『特別な恋」だと感じます。
この特別さは、不倫が奥さんよりも勝っているという優越感を感じられる場所になり、ダメな自分が唯一勝てる場所、と感じる場合もあるのです。
また不倫をする女性は、他人に上手く甘えられなかったり弱音を吐くことができなかったりするタイプの女性が多いので、不倫相手だけが唯一弱い自分を見せられる場所になる場合も多いのです。これも特別さを感じる理由の一つになります。
こうしたことから、不倫=特別な恋になり、不倫が終わることは、特別な恋を失ってしまうと感じるために、普通の恋愛の失恋よりもつらい状態になりやすい状況をつくります。
“私だけが彼の事を分かっている”と思っていたのに、その特別さを感じられなくなることは、自分の存在価値がなくなってしまうことになり、さらに、不倫から失恋をすると心のどこかで、『やっぱり私はその程度の価値しかないんだ』と自分の価値をさらに下げてしまいます。
実は、不倫をしている時から『私は二番目の存在なんだ』と思いながら恋愛をしているのですが、失恋した後に『やっぱり自分はこの程度だったんだ』と再確認することになるのが、不倫の失恋の苦しみなのです。
これは本当に苦しい。だから失恋の痛手も大きくなる場合があるのですね。
こうした苦しみを抱えてしまった場合は、まず、今の苦しみにはきちんとした理由があるからだ、と自分に言ってあげてください。自分が悪い、相手が悪いと考えるのではなく、こんなに苦しむには理由があるのです。そして、そもそも、不倫に発展してしまったことにも理由があるのです。
そうやって自分を責めるのではなく、理由を整理していく。
それだけでも、単に自分を責め続けることを減らすことができ、少しは楽になることができます。
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