平気で嘘をつく心理
不倫問題においては、「夫が平気で嘘をつく」ということがとても多いですよね。
妻に問い詰められて、夫が不倫を白状するときに、「不倫期間は○ヶ月、若しくは○年だよ」(実際は告白していた期間よりも長かったり)、「体の関係はない」(本当は体の関係があった)「もう別れた」(実際は別れていない)とのように「嘘」をつく場面も多いかと思います。
そのつかれた「嘘」で更に傷つき、苦しめられてしまうんですよね。
嘘をつかれると、更に信用をすることができなくなり、夫が放つ言葉の全てが「本当は嘘なのではないか?」「本当は何か裏があるのではないか」と常に疑う気持ちに捉われてしまいます。
なぜ不倫をしている夫は「嘘」をつくのでしょうか?
嘘には何通りかの嘘があるのですが、ここでいう「嘘」は・・・
・相手を傷つけないための嘘
・自分を守るための嘘
この二つが考えられます。
一つ目は、「これ以上、本当のことを話したら、もっと傷つけてしまう。これ以上傷つけたくはない」という「思いやり」が少し隠れています。
二つ目は、「これ以上、本当のことを話したら、自分はもっと責められる。怖いから責められたくない」という「怖れ」が隠れています。
この二つが混ざっていることもありますが、二つ目であることが多いと感じます。
「怖れからの嘘」です。
基本的に、不倫をする方は、メンタル的に弱い面を持ち合わせていることが多いんです。
メンタル的に弱い=「ストレス耐性が弱い」ということでもあるんですね。
(簡単に言うと、ストレスに耐えられる力です)
怒られても受け止める力がなかったり、内省をする力が欠けていたり、怒られることに異常に恐怖を感じていたりと、自分の身に降りかかることに対しての「向き合う力」「受け止める力」が弱いんですね。
特に、平気で嘘をつく方は、育ってきた環境も大きく影響をしています。
親が異常に厳しかったり、自分のありのままの感情を出せる環境ではなかった場合、「嘘」という鎧をつけて、それが「生き抜く術」になってしまっている場合もあります。
嘘をつくことでしか自分を守ることしかできなかったのでしょう。
この場合、嘘をつくことが「悪いことだ」という認識も低いです。
それ以上に、自分で嘘をついていることさえもわからなくなってしまう場合もあります。
結果、「平気で」嘘をつくということになってしまうのでしょうね。
嘘と事実を織り交ぜて告白する方もいます。
このような方は、まだ「嘘をつくことが悪いことだ」と認識はしています。
嘘の中にも「事実」もありますので、事実を混ぜている分、嘘をついている罪悪感を減らせることができるからです。
自分が必要以上に罪悪感を感じたくない為に、嘘の中に「事実」を混ぜているんですね。(本人が意識して行っていることは少ないです)
このように、自己防衛からの「嘘」が多いというのは確かです。
家庭を壊す気がなく不倫を続けている方も、「嘘」ばかりつきます。
不倫もなかなか止められないけれど、家庭も壊したくないという気持ちからなのでしょう。
不倫をしている方は、理性と感情の狭間で葛藤をしている方が多いですからね。
ただ、不倫から脱却する為にも、不倫の繰り返しを防ぐ為にも、葛藤や苦しみは必要なことです。
その葛藤や苦しみが後々「歯止め」に繋がっていくからです。
不倫をしている人は、嘘だらけの世界にいます。
妻に嘘をついて、不倫相手にも嘘をついてと。
嘘をつかれた側はとても傷つきます。
しかし、嘘をついている方に少しでも罪悪感があるのであれば、嘘をついている自分をも傷つけているのです。
嘘をつき続けている間は、周りから逃げていても、抱えている罪悪感からは逃れることはできないでしょう。それが嘘をついている人間に与えられる罰なのかもしれませんね。
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