仮面夫婦とは?修復方法とそうならないための秘訣

一見何の問題もない仲が良さそうな夫婦だけれど、実は夫婦関係にあるとはとても言えないほど冷え切った関係。これを「仮面夫婦」といいます。

世間体のために婚姻関係を継続していたり、子どものために離婚を踏みとどまっていたりと理由はいろいろあるのでしょうが、気軽に口外できない関係性のため、その対処法などはあまり知られていないのが現状です。

しかし、仮面夫婦はどのようなことをきっかけに生まれるのでしょうか。そしてなぜ、彼らは離婚をせずに冷え切った結婚生活を続けるのでしょうか。

さらに、仮面夫婦にならないためにできること、仮面夫婦から立ち直るためにできることは何かあるのでしょうか。


仮面夫婦はどうして生まれるのか?

仮面夫婦が生まれる理由はさまざまです。


【夫婦どちらかの不貞行為】

まず、考えられるのは「不貞行為」でしょう。夫婦のどちらかが浮気してしまい、関係が冷め切ってしまうのです。

本来であれば「離婚をする」、もしくは「謝罪や反省を経て、夫婦関係を取り戻すために努力をする」という選択肢がありますが、「相手は許せないけれど、諸事情から離婚はしたくない」「まだ相手を愛しているけれど、どうしても浮気のことがフラッシュバックしてきてしまう」という場合に、仮面夫婦になりやすくなります。


【産後クライシスが原因】

また、「産後クライシス」も仮面夫婦が生まれるきっかけになります。産後クライシスとは、出産を経て心も体も不安定な状態になっている妻とその夫が不仲になってしまう状態を指します。

夫の何気ない言動や習慣、思いやりのなさが妻の逆鱗に触れてしまい、そのまま関係が修復できずに仮面夫婦の状態になってしまうこともあるのだそうです。


【夫婦の関係性の変化】

もうひとつ仮面夫婦の原因として考えられるのが、関係性の変化です。長年夫婦をやっているうちに、徐々にお互いのことに興味を失ってしまい、それが取り返しのつかないところまで進行してしまうパターンです。

最初はすれ違い程度だったのに、それが積み重なるうちにだんだんとイライラや不信感に変わり、それが「顔も見たくない」「一緒にいたくない」という気持ちにまでなってしまうのです。

こういう変化を経て、最終的には「無関心」になってしまうでしょう。これも仮面夫婦になるきっかけのひとつと言われています。


仮面夫婦を続ける理由

仮面夫婦を続ける人の多くは、このような理由で関係で我慢しているようです。

○「子どものため」

○「経済的に自立しにくい状況にあるから」

○「世間体が悪いから」

また、「両親がいないと、就職や進学で不利になるかも」「子どものためには両親が揃っていた方がいい」と、子どもを思いやって仮面夫婦を選ぶ人もいれば、「経済的に仕方なく」その状況を選ぶ人もいます。


仮面夫婦にならないための秘訣とは

仮面夫婦にならないためのコツとは、どんなものがあるのでしょうか。

まず、ケンカをすることを厭わないこと。

本音で話し合える関係ならば、長続きしていける夫婦になるはずです。

お互いを尊重しながら、まめにコミュニケーションをとるようにしましょう。

「自分の態度で察してほしい」では、限度があります。

何か不満があるなら、言葉にして伝えましょう。

ただ不機嫌になるのではなく、ちゃんと話し合って解決できるようにしましょう。

「ケンカをしたくない」「面倒」という理由で話し合いを避けていると、徐々に会話の量も減り、仮面夫婦にぐっと近付くことになるでしょう。


仮面夫婦から、関係を修復することはできるのか?

実際に、仮面夫婦になってしまっている。でも、その関係を修復したい!そう思っているならば、今から行動を起こしてみるべきです。

どんな夫婦にだって、修復できるチャンスはあります。

まずは自分に足らない点は何なのか?相手に対して、何が不満なのか?これを整理することが大事です。

自分の至らない点を反省しながら、相手に求めていることを素直に伝えてみましょう。

そして愛情が残っているならば、それをしっかりと口に出して伝えましょう。

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