夫婦関係が冷め切ってしまうメカニズムを解説
仮に炎のような大恋愛をして結婚したとしても、残念ながら夫婦関係が冷めきってしまうことはあるのではと思います。
このような夫婦関係はどのような流れで冷めきってしまうのでしょうか。今回は、このメカニズムについていくつか解説を行います。
お互いの「慣れ」により冷めてしまう
まず、夫婦関係が冷めきってしまう理由として考えられるのがお互いに「慣れ」が来てしまうからだと思います。
例えば仕事から帰ってきた夫がお土産にケーキを買ってきてくれたら非常に嬉しいことと思います。
しかし、これが毎日続いてしまうと次第に「あたりまえ」になってしまって、逆に「あれ、今日はお土産ないの?」と思ってしまうものです。
男性側も同様です。家の中を綺麗にして、ご飯やお風呂の準備もして夫の帰りを待つと言うのは、意外に大変なもの。
しかし、これであっても「慣れ」が来てしまうと「帰ってきたのにご飯の用意もしていないのか」などと言ってしまうかもしれません。
普段は出来ていることがその日だけできなかったと言うことは、もしかしたら「大きなトラブル」が起きていたのかもしれません。
このような時に「○○くらいしてよ」などと要求をすると、お互いの関係は一気に悪くなることでしょう。
その為、「やってもらって当たり前」と言う考えを持つことは避けるようにすると良いと思います。
小さな「不満」の積み重ねによる
人間は、自分と全く同じ人などいません。
その為、ちょっとした価値観の違いなどは誰しも多かれ少なかれ起きてしまうことでしょう。
例えば、食事。
「食事中は、テレビを付けたくない」と言う方もいれば「食事中は、テレビを付けたい」と言う方もいるものです。
このようなちょっとした価値観であってもずれがあるとお互いに不快感を持ってしまうことがあります。
そして、このような時に自分の意見を主張せずに「しょうがないな」と従ってばかりだと、いつか「いつもいつも自分の意見を聴いてくれない」と不満が爆発してしまうことになるかもしれません。
これと前述の「慣れ」が合わさるとさらに辛くなるかもしれません。
例えば本当は朝起きるのも料理を作るのも苦手なのに、パートナーのためにお弁当を毎日頑張って用意していたとします。
それにも関わらず相手が「お弁当を作ってもらうこと」に慣れの感情を持ってしまい「なんか今日のお弁当は手抜きだったね」などと言ってきたら、恐らく言われる側としては相当に傷つくと思います。
このように、目先のトラブルを回避することばかり考えていると、いつかは耐えられなくなってしまうことになるでしょう。
その為、こちらが意見を押し通してばかりいないかを考えると同時に「我慢ばかりしていないか」を考えるようにしてみてください。
そして、主張するときには感情に任せるのではなく「○○だから辛いんだ。だから、△△してくれたら嬉しいんだけど、どうかな?」などのように、相手が聞き入れやすいような話し方をすると良いでしょう。
相手を「もの扱い」することが原因となることも
最後に相手のことを「もの扱い」すると、確実に夫婦関係は冷めていくことでしょう。
例えば職場での関係を考えて見てください。
仮に休日出勤を上司から言われる時にも「家族が居るのに、本当にごめんね。代わりに今度の祝日は休みにしてあげるよ」などと言う言い方で接してもらえるのと「つべこべ言わずに出勤しなさい」などと言われるのでは、こちらが受ける印象は大きく変わると思います。
夫婦関係でもそれは同じです。
例えば食事を作ってくれている相手に対して「ご飯はまだできないの?」と言った発言であっても作る側からすると「自分はご飯を作る道具じゃない!」と思う方はいることでしょう。
そうではなく「良かったら手伝おうか?」や「お皿だけでも用意しておくね」などの気配りをするだけでもお互いの関係が良くなると思います。
他にも夫婦関係が冷めてしまう要因には様々なものがありますが、
いずれにしても相手が「普段してくれていること」に対する感謝を忘れないことや、「相手も悩んだり辛かったりすることがある、一人の人間である」と意識して相手の気持ちを理解することが、夫婦関係を営む上では重要になるのです。
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